search

イベント情報Event

カテゴリー

  • 2014年
  • コンテスト
  • 美容

滋慶学園美容系コンテスト“ベルコン”2日目、 ネイル、ヘアメイク、ブライダルヘアメイクの3部門で華やかな戦い

24名の選手が出場したベルコン2日目は、「ネイル部門」「ブライダルヘアメイク部門」「ヘアメイク部門」のコンテストが行われた

11月6日(木)は2日間にわたる「第9回 Belle epoque Contest」の最終日、会場となったベルエポック美容専門学校(東京・原宿)のベルホールのステージで、滋慶学園美容系の専門学校5校の代表34名が華麗な戦いを展開しました。この日行われたのは、ベルエポック美容専門学校、東京ベルエポック美容専門学校(東京・葛西)、札幌ベルエポック美容専門学校、福岡ベルエポック美容専門学校の4校がエントリーしたネイル部門、ヘアメイク部門と、今年が初参加となる京都医健専門学校を加えた5校で競うブライダルヘアメイク部門の3部門の競技が行われました。

株式会社東京美容研究所ブライダル事業部部長の池田利幸氏、株式会社ビューティトップヤマノ取締役副社長の山野晃氏など11名の審査員をはじめ、各業界各企業、サロンの方々、保護者、講師、卒業生、そして在校生が来場。また、インターネット配信によりグループ校をはじめ、多くの人がコンテストの行方を見守りました。

初日の様子はこちらから

ステージ上で繰り広げられた緻密な戦いと絢爛たる戦い

それぞれに与えられた課題は、『ネイル部門』がジェルアート(フラットアート)でテーマはそれぞれが決定。『ブライダルヘアメイク部門』は披露パーティーブライダルヘアメイク、『ネイルヘアメイクアーティスト部門』はテーマ「美の造形(sculpture of beauty)」、スローガン「流行の最先端を行くクリエイティブな感性をヘアメイクで表現しよう!!」とういうもの。

出場選手たちは、この日のために何度もデザインを練り直し、時間を惜しんで練習を重ねてきました。このコンテストでは、作品をネイルやヘアメイクの「技術」、「デザイン力」で審査されますが、ステージの上でライトを浴びながら競技時間中も審査員のチェックを受け、観客の注目を浴び続けるというコンテスト独特の厳しい雰囲気での戦い。緊張感が張りつめるなか、さすがに各校から選抜された選手たち、冷静に作品制作に集中している姿が印象的でした。

午前に行われたネイル部門は、静かな雰囲気の中で繊細なデザインを息をのむように集中して仕上げていく緊張感が伝わってきました。また、午後のブライダルメイク、ヘアメイク部門の17名がステージ上で一斉にヘアメイクを行う様子は、モデルさんが美しく変化いく、それ自体がショーのようなきらびやかな戦い。客席の通路まで埋め尽くした観客のなかでも、特に後輩の在校生たちはその技術を見逃さないように熱い視線で先輩の姿を追っていました。

すべての選手は制限時間のギリギリまで作品をチェック、終了の合図とともに大きくため息をつく選手もいました。しかし、最後の審査、モデルさんのウォーキングとともに、1分間の作品プレゼンテーションがあります。作品コンセプトや考え、アピールポイントを人に伝える「プレゼンテーション力」も、審査項目の1つです。笑顔でポイントを押さえたプレゼンをする選手もいれば、緊張のあまり途中言葉に詰まってしまった選手もいましたが、どの選手も最後まで作品をしっかりとアピールし、競技が終了しました。

競技風景

表彰式は、すべての選手とモデルさん総勢48名が勢揃いした華やかなステージで行われました。最初発表されたネイル部門の審査員特別賞でベルエポック美容専門学校の松本さんの名前がコールされると会場からは大歓声が起こり、ステージ上では松本さんとモデルさんが手を取り合い、飛び上がって喜びをわかちあっていました。

拍手と歓声のなか各部門の最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞が発表され、ネイル部門の澤田さん(札幌)、ブライダルヘアメイク部門は小野塚さん(原宿)、ヘアメイク部門は藤本さん(原宿)が最優秀賞に輝きました。9名の受賞者には、滋慶学園の平田豪成常務理事から表彰状を授与されました。

審査員から選手たちに明日からへのエール

木下美穂里氏

表彰後には審査員の講評がありました。ネイル部門審査員で株式会社ユミ・クリエイション代表取締役の木下美穂里氏は「実践力、即戦力となる基礎力を皆さんがしっかり身につけていていました。最優秀賞の方は時間配分や小道具の使い方、モデルさんとの練習量などが誰よりもそういった時の過ごし方が上手だった人だと思います。これはお客様に必ず通じる想いの部分です。これからのサロンワークではコンテスト以上の毎日が待っています。今日のように楽しい日々が毎日続いていくと思ってこれからも精進してください」と挨拶しました。

大橋タカコ氏

ヘアメイク部門を審査した株式会社パルフェ代表取締役の大橋タカコ氏は「今日は技術力のレベルの高さに、特にアイメイクが素晴らしかったです。得点は僅差だったと思いますが順位を分けたのは、肌作りではなかったかと思います。我々の仕事は肌作りでイメージを演出するのはとても大切、是非そういったところをこれから学んでほしいと思います。プレゼンテーションでは、是非ここを見て欲しいというところをPRした方が良かったと思いました。好きなことを仕事にするのは素晴らしいこと、強く願えば必ずかないますから、あきらめずに自分の夢を叶えてください」と今後に活かせるアドバイスをされました。

池田利幸氏

ブライダル部門を審査した株式会社東京美容研究所ブライダル事業部部長の池田利幸氏からは「私たちの仕事はモデルではなく、一般の方々にメイクアップ、ヘアメイクをします。皆さんがこのコンテストに出ると決意したときから、創造力も技術力も一歩も二歩も進んでいると思います。これを大事にしながら、明日から、また1から、一般の女性の方々に喜んでいただけるように取り組んでいただければ、いい時間といい人との出会いがあると思います。頑張ってください」と激励されました。

挨拶をする平田豪成常務理事

最後に滋慶学園平田常務理事が「このコンテストは今年で9回目を迎え、学内にとどまらず学生たちが業界へ出るための登竜門にしていきたいと考えています。2000年に原宿校が開校するときに考えた4つの力、『技術力』、『情報力』、『表現力』、そして一番大切にしている『コミュニケーション力』。このコンテストは学生の皆さんがこれらの力をどのくらい身につけたかを競う場ですが、本校の教育が審査員や業界の方々からどのような評価をいただけるのか、学生以上に緊張しているのが学校の先生方だと思います。今後もイベント等を通してご指導をお願いします」と挨拶、また選手たちへ「このコンテストはゴールではなくスタートです。一番大切なのは“あなたにやってもらってよかった”と言ってもらえるプロになること。舞台に上れなかった学生にとっても、今日はそのための小さな一歩です。勝負は10年後、どういうプロになっているかです。今後も研鑽を重ねてください」と学生たちにエールを送り、2日間に渡って繰り広げられた美容系5部門のコンテスト『ベルコン』が幕を閉じました。

各賞は以下のとおり(敬称略)。

【ネイル部門】

最優秀賞 澤田友季奈(札幌ベルエポック美容専門学校)
優秀賞 上野愛美(札幌ベルエポック美容専門学校)
審査員特別賞 松本藍里(ベルエポック美容専門学校)

プレゼンテーションをする最優秀賞の澤田さんとモデルさん

澤田さんの一言
「嬉しいです! バラのトールペイントがよかったのかなと思います」

【ブライダルヘアメイク部門】

最優秀賞 小野塚葵(ベルエポック美容専門学校)
優秀賞 中原亜美(福岡ベルエポック美容専門学校)
審査員特別賞 堤優希(札幌ベルエポック美容専門学校)

表彰式での最優秀賞の小野塚さんとモデルさん

小野塚さんの一言
「楽しくコンテストができてよかったです。やりたいことを思い切り作品に出せたので、それを認めてもらえたのかなと思います。就職内定先は美容院ですが、そこからこういったコンテストに出場したいなと思っています」

【ヘアメイク部門】

最優秀賞 藤本咲希(ベルエポック美容専門学校)
優秀賞 竹島美緒(福岡ベルエポック美容専門学校)
審査員特別賞 大嶋季保(東京ベルエポック美容専門学校)

受賞を喜ぶ最優秀賞の藤本さんとモデルさん

藤本さんの一言
「まだ、実感が湧かないです。メイクは今日が一番上手くできました。先生やモデルさんに恵まれたなという感じです。私は美容師を目指していますが、ヘアセットもできる職場で働きたいと思っています。頑張ります」

同時開催されていたネイルチップ部門、フォトアート部門の審査結果

【ネイルチップ部門】

金賞 野田花菜子(札幌ベルエポック美容専門学校)
銀賞 平井初美(札幌ベルエポック美容専門学校)
銅賞 坂下瑞綺(札幌ベルエポック美容専門学校)

【ヘアメイクフォトアート部門】

金賞 大嶋李保(東京ベルエポック美容専門学校)
銀賞 飯田沙代(福岡ベルエポック美容専門学校)
銅賞 德嶋加奈(福岡ベルエポック美容専門学校)

【ブライダルフォトアート部門】

金賞 落合桃子(福岡ベルエポック美容専門学校)
銀賞 太刀山有紗(福岡ベルエポック美容専門学校)
銅賞 常岡美優(福岡ベルエポック美容専門学校)

関連記事

ページトップへ戻る