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「生きることのすばらしさを伝えたい」 骨髄移植キャンペーンミュージカル明日への扉 「Hospital Of Miracle」福岡公演が行われました!

「生きることのすばらしさ、命の尊さを伝えたい」という想いを込め、福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校(FSM)などの学生がつくりあげた骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital Of Miracle(ホスピタル・オブ・ミラクル)」福岡公演が、2023年12月21日(木)と22日(金)、福岡市民会館大ホールで行われました。

歌とダンスで躍動感あふれるステージ。アニメソングで会場を盛り上げました

歌とダンスで躍動感あふれるステージ。アニメソングで会場を盛り上げました

このミュージカルは、生きる希望を失った少女が、難病と闘いながら精一杯に明るく振るまっている少年や、患者の心を癒すホスピタル・クラウンたちとの出会いを通し、前向きに立ち直っていくという物語。学生たちが社会貢献を目的にそれぞれの力を結集してつくりあげました。

耳が不自由な方にも楽しんでもらえるよう、台詞を字幕でも表示し、劇中のフィナーレのテーマ曲では裏方のスタッフも含め全員が手話コーラスにも挑戦。終演後、学生たちが「骨髄移植にご理解・ご協力をお願いします!」と訴え、会場のホールで募金を呼びかけると、たちまち多くの善意が寄せられました。

  • 骨髄移植への理解を訴え、最後に手話で劇中歌を

    骨髄移植への理解を訴え、最後に手話で劇中歌を

  • 全員でホールに立ち募金を呼びかけました

    全員でホールに立ち募金を呼びかけました

キャスト、音楽、照明、音響…。すべて学生たちの手で

滋慶学園COMグループでは、1994年に姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生たちが骨髄バンクへの理解を深めてもらうキャンペーンミュージカル「明日への扉」を上演。その志は後輩たちに引き継がれ、30年間続いています。「ホスピタル・オブ・ミラクル」は「明日への扉」の趣旨を受け継ぐ作品として誕生。名古屋をはじめ全国の姉妹校で上演され、福岡では2015年から公演が行われています。

公演に先立ち、佐久間康明教務部長が「このミュージカルはキャスト、バンド、照明、音響、企画制作、運営、映像…。すべての学生たちが一致団結して、授業の一環として取り組んできました。この半年間、先生の指導を受けながら練習を重ね、会場入りしました。プロジェクションマッピングも含め、機材のオペレートや舞台の転換は、すべて学生たちの手で行います。皆様からいただいた募金は  公益財団法人 日本骨髄バンクと一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金に寄付しますが、今回も多くの企業にご理解とご協力をいただき、協賛を賜りました。心から御礼を申し上げます」と挨拶をしました。

  • 公演を前に挨拶をする佐久間部長

    公演を前に挨拶をする佐久間部長

  • ゴスペルアンサンブルの「明日への君に」のコーラス

    ゴスペルアンサンブルの「明日への君に」のコーラス

続いて30年間歌い継がれてきた「明日への扉」のテーマソング「明日への君に」の、ゴスペルアンサンブルによるコーラスで舞台は幕を開けました。

生きる意味と命の尊さを考えはじめる少女

主人公は学校でのいじめや友人関係、家庭内の問題に悩み、絶望に打ちひしがれた少女。たどりついた病院で、さまざまな過去をもつ人たちと出会います。難病と闘っている少年、笑いを届けるホスピタル・クラウン、音楽活動に行き詰ったロックミュージシャン、失恋の悲しみに明け暮れる女性、そして元気な子供たち…。心を閉ざしていた少女は、少年と打ち解けるようにもなり、次第に生きていることの意味と命の尊さを考えはじめます。

  • いじめのダンス

    いじめのダンス

  • 一人で生きるしかしらない…と歌う少女

    一人で生きるしかしらない…と歌う少女

  • ホスピタル・クラウンが登場

    ホスピタル・クラウンが登場

  • 人気ロックグループが病院を訪問して大騒ぎに

    人気ロックグループが病院を訪問して大騒ぎに

「私でも誰かのために役に立つことってあるのかな」とつぶやく少女。学校では放送部にいたといいます。それを知ったクラウンは「凄い!いいこと思いついた!」と病院内ディクスジョッキーを提案するのです。病院長の許可を得て少女とミュージシャンの男性がディスクジョッキーをはじめました。お便りやリクエスト曲に患者たちは癒され、元気をもらっていきます。

日本の歌謡曲からポップス、アニメソングなどが披露され、会場の観客を楽しませてくれました。少女の父親から、仕事に明け暮れ家庭を顧みなかったことを悔いて謝る手紙が届き、父の思いと苦労を知った少女は涙ぐみます。ここではサラリーマンのお父さん応援ソングで会場を盛り上げました。シリアスな社会問題を扱いながら、笑いを誘うシーンもたっぷり盛り込んだステージでした。

  • サラリーマンのお父さん、応援ソングのシーン

    サラリーマンのお父さん、応援ソングのシーン

  • 病院内ディスクジョッキー

    病院内ディスクジョッキー

一人ひとりの善意で救われる命がある

明るい少年は実は白血病でした。病院の院長がスタッフとともに骨髄バンクの説明をする場面もあり、「非血縁者では適合する確率が数百から数万分の一といわれています。日本で骨髄移植を必要としている患者は約2000人。ドナー登録者数は現在54万人ですが、より多くの患者を救うためには一人でも多くのドナー登録が必要です」と、一人ひとりの善意で救われるかもしれない命があることを訴えました。

  • 後半の最初に披露されたダンス

    後半の最初に披露されたダンス

  • 心が通い合い愛の歌で踊る少女と少年

    心が通い合い愛の歌で踊る少女と少年

  • 「死ぬのは怖いよ!」という少年の心の叫び

    「死ぬのは怖いよ!」という少年の心の叫び

  • ドナー登録の大切さを訴えるシーン

    ドナー登録の大切さを訴えるシーン

ラストシーンは、一人で病気と闘うことを決め、何も言わずに転院した少年からの手紙の朗読です。少女の幸せと、少女が強く前向きに生きていくことを願う内容で、「元気になったら、また会おうね」と語りかけます。そしてテーマソング「星空のベッド」の手話コーラスでフィナーレを迎えました。

♪すべてを持っていく 君の言葉も笑顔も優しさも 人生最後の一日を生きるように 限りある日々を生きたい…♪

心が温かくなるコーラスに、会場全体が感動の渦に包まれ、いつまでもスタンディングオベーションが続いていました。

  • 「星空のベッド」を出演者全員で手話コーラス

    「星空のベッド」を出演者全員で手話コーラス

  • スタンディングオベーションが続きました

    スタンディングオベーションが続きました

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital 0f Miracle」福岡公演

後援、特別協賛・協賛をいただいた企業・団体、及びご来場いただいた方々に深く御礼を申し上げます。

  • グッズコーナーの学生とお客様

    グッズコーナーの学生とお客様

  • 夏目雅子ひまわり基金や骨髄移植の解説パネル

    夏目雅子ひまわり基金や骨髄移植の解説パネル

《主催》滋慶学園COMグループ

・福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校
・福岡スクールオブミュージック高等専修学校
・福岡デザイン&テクノロジー専門学校
・福岡医健・スポーツ専門学校
・福岡ECO動物海洋専門学校
・福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校

《後援》

・一般財団法人 夏目雅子ひまわり基金
・公益財団法人 日本骨髄バンク

福岡県/福岡市/福岡県教育委員会/福岡市教育委員会/公益財団法人 福岡市文化芸術振興財団/NHK福岡放送局/RKB毎日放送/FBS福岡放送/九州朝日放送/テレQ/TNCテレビ西日本/FM FUKUOKA/CROSS FM/LOVE FM

《特別協賛》

・青山商事株式会社「洋服の青山」
・大塚製薬株式会社
・株式会社学生情報センター
・キヤノンITソリューションズ株式会社
・コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
・株式会社サードウェーブ
・サントリーホールディングス株式会社
・株式会社ジェイ・エス・ビー
・株式会社長谷工システムズ
・株式会社ライオン事務器

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