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大阪滋慶学園の「就職フェア」が開催されました! 医療・福祉など約270の事業所が出展 1600人以上の学生が参加しました
4年ぶりに大規模会場で開催された「就職フェア2023」

4年ぶりに大規模会場で開催された「就職フェア2023」

医療・福祉系、AI系、バイオ・再生医療系の専門学校を運営する学校法人 大阪滋慶学園の「就職フェア2023」が4月20日(木)、大阪市北区中之島の大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催されました。学生たちが医療機関や福祉施設など事業所のスタッフの話をよく聞いてコミュニケーションをとり、早期内定につなげる就職説明会です。19回目の今回のテーマは『君の未来は今日の一歩から始まる~明日への種を蒔こう~』。フェアには約270の事業所が出展し、計1600人以上の学生たちが参加しました。

2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、就職フェアは規模縮小や分散した形で実施をしてきました。大規模会場での開催は2019年以来です。

フェアは午前の部と午後の部に分け入れ替え制で行われ、大阪医療技術学園専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校の5校を中心に、美作市スポーツ医療看護専門学校、滋慶医療科学大学の学生も参加。学生たちは30分ずつ3カ所の事業所の説明を受け、4回目は来年に卒業する学生だけが参加するようなプログラムでした。

「社会人基礎力の実践の場として、コミュニケーションを」 浮舟邦彦総長

大阪滋慶学園の理事長で、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は、「就職フェアが学生にとって仕事や業界のことを深く知る機会になってもらいたいと思います。また、社会人としての基礎力、業界人としての基礎力を実践する場として、これまで学んできたことを業界の方々にお伝えし、いいコミュニケーションの機会になっていただけたら、と思います」と述べました。

そして出展した事業所の方々に向けて、「就職フェアを通して毎年、半分ぐらいの学生が事業所の皆さまのご縁をいただいて、就職ができているわけでございまして、大きな期待となっております。事業所の方々には、どうか宜しくご指導を賜りますことをお願い申し上げます」と挨拶しました。

  • 挨拶をする浮舟総長

    挨拶をする浮舟総長

  • 橋本学校長のスピーチ

    橋本学校長のスピーチ

「多職種協働時代に向けた学生のレベルアップの成果を」 橋本勝信学校長

大阪ハイテクノロジー専門学校など4校の学校長で、大阪滋慶学園の橋本勝信常務理事は、挨拶で「人工知能やDXなど新しい技術が世の中に出てきて、産業構造が少しずつ変化しています。教科書で学んでいること以上に変化しております。その一方で、患者さんに如何に寄り添うか、寄り添いながら如何にチームで協働して福祉・医療をすすめていくかという、多職種協働の時代の対応が大きな課題になっています。そのような中で、学校では医療・福祉業界と連携をしながら、課題解決のための調査・研究能力を高めたり、卒業研究の活動をすすめたりして、学生のレベルアップに取り組んでおります。是非その成果も、業界の方々の目を通して見ていただければありがたいと思います」と語りました。

さらに「学生にとっては、業界の方の話をうまく読み取って、取り込んでいくことが今年の目標だと思っております。是非、働くことの意味や現場を知ること、自己適性にあった職種の選択など、今日一日かけて多くのことを学ぶ機会にしていただきたいと思います」と奮起を促しました。

  • 資料を見ながら真剣に説明を聞く学生

    資料を見ながら真剣に説明を聞く学生

  • 病院スタッフとざっくばらんに語り合う

    病院スタッフとざっくばらんに語り合う

大阪滋慶学園のOBが起業した会社も出展

多数の事業所のブースがひしめく会場で、「注目!滋慶学園のOBが起業した会社です!!」「あなたが必要です」と大きく書いたのぼり旗が目を引きました。住宅型有料老人ホームなど、大阪府下で12施設を運営する株式会社NSAのブースです。大阪保健福祉専門学校を2005年春に卒業した代表取締役の上撫正季さんが2012年に起業しました。

NSAのスタッフが介護業界に関心をもっている学生に、丁寧に会社の経営理念や沿革、特徴などを説明していました。同社は過去にも出展していますが、のぼり旗を立ててグループのOBであることをアピールするのは初めてだそうです。上撫さんは不在でしたが、大阪保健福祉専門学校のキャリアセンター長の吉﨑歌葉子先生は「私の教え子ですが、とても素晴らしい人です。病院勤務時代に力をつけ、努力して起業したと聞いています」と話していました。

  • 卒業生が起業した企業のブース

    卒業生が起業した企業のブース

  • 会場を見て歩く浮舟総長

    会場を見て歩く浮舟総長

将来の自分を考える機会にもなった 専門学校の2年生

学生たちは自分の夢が実現できる就職先、学んだことが活かせる事業所をまわって説明を受けては、熱心に質問をしていました。ブースは、大阪府内を中心とした病院から、障がい者支援施設、特別養護老人ホームなどの福祉関連、全国展開をしているドラッグストア・調剤薬局、鍼灸整骨院、バイオサイエンス・再生医療の関連会社…と、多種多様。どの業界も優秀な人材確保のため、採用試験の時期が早まりつつあります。就職先を早く決めたい卒業年度の3年生はもちろん、2年生にとっても夢を実際の仕事に置き換え、将来の自分を考える機会となったようで、真剣な表情で見聞きしていました。

  • 熱気がみなぎる就職フェアの会場

    熱気がみなぎる就職フェアの会場

  • メディア関連の社会福祉法人、産経新聞厚生文化事業団のブース

    メディア関連の社会福祉法人、産経新聞厚生文化事業団のブース

  • 熱心に自社の説明をする事業所のスタッフ

    熱心に自社の説明をする事業所のスタッフ

  • 鍼灸整骨院の特徴を椅子でもアピール!

    鍼灸整骨院の特徴を椅子でもアピール!

今回は2021年に開学した滋慶医療科学大学 臨床工学科一期生で、現在3年生の学生たちも参加。臨床工学技士の募集をしている病院の説明を中心に話を聞き、来年本番を迎える就職活動のスタートを切りました。

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