姫路医療専門学校の作業療法士科・臨床工学技士科の学生たちが4月2日（土）、「世界自閉症啓発デー」のイベントに、運営ボランティアとして参加しました。世界自閉症開発デーとは、2007年に国際連合が制定した啓発を目的にした記念日で、4月2日～8日は厚生労働省が定めた「発達障害啓発週間」。2日は世界中のランドマークが啓発デーのイメージカラーであるブルーにライトアップされ、夜になると姫路城も青く浮かび上がりました。

4月2日のイベント当日、学生たちは姫路駅前広場で行われたイベントで、会場の設営から募金活動、アクティビティの対応などを行いました。募金やイベントの呼び込みをしたり、その場にいるボランティアスタッフ同士で交流をしたり、参加者の方たちの対応にも徐々に慣れ、皆さんに楽しんでいただけるよう配慮もできるようになりました。

学生たちは、イベントの目的の理解はもちろん、ボランティアを通じて、自分で行動する力、参加者の方たちを楽しませる力、臨機応変の対応力、イベントの成り立ちなどを学んだのではないかと思います。

「自閉症」だから、「発達障害」だから、特別な配慮が必要というだけではなく、地域で一緒に暮らしていくために、どうすれば今より暮らしやすくなるのか、どのように接すれば健常者と同じように楽しく暮らしていけるのかを、地域の一人として考え、行動していく貴重な機会となりました。