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骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2017」台風による1回の公演に熱気がみなぎりました

9回の裏、仲間たちが見守る中、主人公は1点のリードを守るために力を振り絞って投げます

高校球児たちとマネージャーや監督、そして家族、友人たちが織り成すドラマを描いたミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2017」が9月16日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで行われました。このミュージカルは、放送芸術学院専門学校大阪アニメーションスクール専門学校の主催で、今年で6年目になります。17日の公演は台風18号に備え、前日昼に中止が決定。1回だけの公演となった16日は開場時には雨もあがり、翌日の観劇を予定していた人たちも含め大勢の客が訪れ、大ホールは熱気に包まれました。

280万部を超える大ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」の作者として知られる作家、岩崎夏海さんが監修した実話物語「甲子園だけが高校野球ではない」(廣済堂出版、2010年)と、その続編を原案にしており、岩崎さんが自ら監修しています。

「募金のご協力 お願いします。」と印刷したプレートや募金箱を手にロビーに並ぶ出演者

舞台は甲子園をめざす高校の野球部。主人公は豪腕投手といわれながら肩の故障でボールを投げられずに、苛立つ日々を送っています。出番のなかった主人公が、幼なじみの少女や、白血病と闘っているチームメイト、1人で生活を支え野球をやらせてくれる母のために頑張る仲間、それにチアガール、応援団のメンバーら周囲のみんなに支えられ、葛藤しながらも成長していく姿を、ユーモアを交えながら描いています。

キャストはもちろん、音響、照明、美術、映像などのスタッフを含め総勢約150人の学生たちによる青春ドラマに、観客席は拍手喝采。涙に包まれ、スタンディングオベーションが沸き起こりました。

終了後は、ユニフォーム姿やセーラー服姿の出演者たち、スタッフらがロビーに立って骨髄移植への理解を求め募金を呼びかけました。集まった募金は全額、公益財団法人日本骨髄バンクと、財団法人夏目雅子ひまわり基金に寄付されます。

2公演の予定が1公演になったとあって、出演者もスタッフも募金活動に力が入りました

「甲子園だけが―」は2012年から毎年開催していますが、台風による中止は初めてのことです。主催者側は「学生、お客さま、支援してくださっている企業・団体の皆さまの安全を考えて、中止しました」と話していました。学生やスタッフらは17日の公演の前売り券を買ってくれた人たちに、16日の1回公演になったこと、17日のチケットで入場できることなどを知らせ、来場をうながしていました。2回の舞台をやり通そうと頑張っていただけに、翌日の公演が中止になったことで、くやしかったのか泣いていた学生もいました。

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」プロジェクト
ミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2017」

《主催》 放送芸術学院専門学校
大阪アニメーションスクール専門学校
《後援》 財団法人夏目雅子ひまわり基金
公益財団法人日本骨髄バンク
大阪府高等学校芸術文化連盟
《特別協賛》 青山商事株式会社「洋服の青山」
大塚製薬株式会社
公益財団法人オリックス宮内財団
株式会社学生情報センター
KCJ GROUP 株式会社
コカ・コーラウエスト株式会社
サントリーホールディングス株式会社
株式会社まさご電機
リゾートトラスト株式会社

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