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  • 2016年
  • 職業体験

第16回職業体験セミナー 2000人以上の中高校生、留学生らが仕事体験しました

2000人以上の中高校生が参加した「第16回職業体験セミナー」。写真は「歯科技工士」コーナーで歯の造り方を学ぶ中高校生ら

滋慶学園グループの近畿の各校が中心となってグループ企業と共に社会貢献事業として取り組む年末恒例の「第16回職業体験セミナー」(職業体験セミナー実行委員会主催、大阪府、大阪市、近畿2府4県の教育委員会など後援)が12月15日(木)、大阪・なんばのエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開かれ、大勢の高校生や中学生が引率の進路指導の先生方とともに参加、現場の第一線のプロとして教壇に立つ先生方の指導を受けながら、様々な職業を体験しました。単に体験だけでなく、仕事を通して、どのように社会と関わっているのか、といったことや、どこに仕事のやりがいを感じているのかといったことを仕事のプロから直接聞ける機会ともなったようでした。

この日、会場の各ブースには、医療、福祉、健康、製菓、調理、美容、ブライダル、観光、動物、自然、音楽、クリエーティブ、建築、語学、公務員など、70種類以上の職業が体験できるコーナーが設置され、午前10時半のオープンと同時に、大勢の高校生や中学生らがグループごとに興味のあるブースを訪れて、さっそく“職業体験”を行なっていました。今年は例年と比べて留学生や中学生の姿が目立ち、会場の入り口付近に設置された「WEBデザイナー」コーナーでは、日本語学校で学ぶ中国からの留学生らが続々と訪問。先生役のWEBデザイナー、山本浩之さんは指導にあたりながら、「今年は留学生が多いですね。このコーナーは特別かもしれませんが、参加者の4割くらいは留学生です」と驚きの声を上げていました。

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    ロボットエンジニア

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    臨床検査技師

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    "カモフラメイク”に挑戦する女子高生ら

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    バリスタ

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    声優

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    ドッグトレーナー

また、ブライダルコーナーでは、女子高校生らが豪華なウェディングドレスにうっとりと見入ったり、テープルマナーの習得に挑戦したり。声優コーナーやバリスタコーナーでは、常に大きな人の輪が出来ていました。自衛官のコーナーでは夜間作戦などに従事する際に行なうカモフラージュメイクが女性自衛官の指導で行なわれており、女子高校生らの人気を集めていました。ドッグトレーナーを体験したばかりだという中学生らは、「犬が好きなので(ドッグトレーナーに)興味がありました。しつけの訓練をしましたが、犬はおとなしくてとても可愛かったです」と話していました。

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    視能訓練士に挑戦する浮舟総長

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    会場全景

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    職体セミナーのマスコット「天職見つけ丸くん」と「資格とる蔵さん」が自衛隊の「まもるくん」と遭遇

会場を訪れた滋慶学園グループの浮舟総長も一つ一つブースを訪問、それぞれの現場のプロに仕事をしていく上での留意点などについて次々と質問し、仕事の一端を”体験”しました。

作文の部最優秀賞に高等専修学校生の延次さん、創作の部は戸野さん

会場に設けられた特設舞台では午後2時からは、付帯事業の「作文・創作コンテスト」の表彰式が行なわれ、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長や宮川藤一郎副理事長が審査委員長の須賀寅充顧問とともに出席。浮舟総長は「人は仕事を通して社会の役に立っています。仕事に就くために皆さんは大学や専門学校に進まれると思いますが、今の内からどういう仕事に就きたいかを考えて、そのために目標・目的を持って学ぶことが大切です。本日受賞される方々はそのことを真剣に考えて、作文や創作にまとめられました。いずれも素晴しい内容です。ぜひ参考にして下さい」と話しました。

このあと、入賞者が発表され、作文の部の最優秀賞(大阪府教育長賞)に大阪スクールオブミュージック高等専修学校ミュージカル俳優専攻1年、延次莉衣奈さんの「時間を止める道具」が選ばれました。また創作の部最優秀賞(総長賞)に大阪府立吹田東高等学校1年、戸野愛菜さんの俳句「心理学 聖夜に一人 研究す」が選ばれ、それぞれ優秀賞3名とともに、浮舟総長、宮川副理事長から賞状と副賞が贈られました。

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    大阪スクールオブミュージック高等専修学校の延次さんに浮舟総長から作文の部の最優秀賞が贈られました

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    創作の部の最優秀賞に大阪府立吹田東高等学校の戸野さん

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司会進行の放送芸術学院専門学校の在校生コンビ

作文の部の最優秀賞に輝いた延次さんの作文は、同高等専修学校が取り組む骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」への出演を夢見て頑張ってきた延次さんが、身体を壊して出演を断念せざるを得ない状況に陥り、その無念の思いを綴った作品。しかし、絶望に沈んでいた時に、父から一台のカメラを贈られ、そのカメラに突き動かされて、学校内で友達と「報道部」を創部。舞台を目指して頑張っている仲間の一瞬一瞬をカメラに収め、SNSでブログ発信を行なって、ミュージカルを応援する側に回りました。そして完全に立ち直った今、心境を綴って、審査員を感動させ、多くの作品の中から、満場一致で最優秀賞に選ばれました。

延次さんは、「絶望から立ち上がって、今は色んな生き方があることが少し分かってきました。今回の受賞を励みに仲間を応援するために頑張ります」と話してくれました。

表彰者は次のとおり。

作文の部

最優秀賞(大阪府教育長賞)=大阪スクールオブミュージック高等専修学校1年、延次莉衣奈さん タイトル「時間を止める道具」
優秀賞=大阪府立箕面東高等学校3年、吉野萌々茄さん タイトル「想像を現実に」
▽四条畷学園高等学校2年、増田彩音さん タイトル「私の将来」
▽大阪スクールオブミュージック高等専修学校3年、渡邉千尋さん タイトル「自分の将来の夢」
▽同高等専修学校1年、髙木沙也果さん タイトル「変われない自分を変える」

創作の部

最優秀賞(総長賞)=大阪府立吹田東高等学校1年、戸野愛菜さん 俳句「心理学 聖夜に一人 研究す」
優秀賞=宣真高等学校2年、渡部桃恋さん タイトル「個性と道」
▽宣真高等学校2年、松下唯さん タイトル「文学少女とホームレス」
▽大阪府立箕面東高等学校3年、味田真樹さん タイトル「将来の一つの決め方」
▽大阪府立吹田東高等学校3年、内海隆洸さん タイトル「地図に記す 新しい駅 春日傘」
▽大阪府立吹田東高等学校2年、大道花音さん タイトル「タラップの 一段重く 鰯雲」

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