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2016年度『骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉』東京公演開催

主人公・ゆかりの心の葛藤が描かれた「明日への扉」のクライマックスシーン
9月6日(木)・7日(金)、東京・江戸川区総合文化センター大ホールで2016年度『骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉』の東京公演が行われました。初演は1994年、骨髄バンクの窮状を知った学生たちが、自らできることは何かを考え、1から作り上げたミュージカル。その思いは、当時生まれていなかった学生たちにも引き継がれて今年は22年目。他に類を見ない超ロングラン公演となっています。
そして、『明日への扉』は、キャスト、ビッグバンド、ゴスペルアンサンブルなどの出演者をはじめ、運営、音響、照明、チケット販売に至るまですべてを学生たちが制作しており、この東京公演は東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス&アクターズ専門学校、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校の総勢900名以上の学生たちが作り上げました。
6日(木)は台風が関東地方を直撃するという生憎の天気でした。学生たちの願いが通じたように風雨は予報よりも強くはなかったものの断続的に雨が降るなか、バスで来場した多くの高校生をはじめ、保護者、卒業生、そして各業界の皆様で、昼公演からほぼ満席となりました。公演の最後には観客の皆さんからスタンディングオベーションが贈られ、4回、5回とカーテンコールが繰り返されるほどの感動のステージが繰り広げられました。
『明日への扉』は、滋慶学園グループの社会貢献活動のひとつとして、また産学協同教育の授業の一環として行われています。エンディングでは、学生スタッフの代表がステージ上から骨髄移植と骨髄バンクへの理解を呼びかけました。また、終演後には出演者たちもロビーに立ち、抗がん剤治療の副作用に悩む白血病患者などに無償でカツラを貸与するための基金、骨髄バンクへの協力を募りました。(会場でお預かりした募金は、毎年卒業式で公益財団法人日本骨髄バンク、財団法人夏目雅子ひまわり基金に寄付しています)
ストーリーは、ミュージカル「明日への扉」の主役をめぐって激しいライバル争いを繰り広げるなか、主役候補ゆかりのライバル・遥(はるか)が最終オーディションを前に「慢性骨髄性白血病」に倒れる。そこから友情や恋、嫉妬や憎悪、さらに人間の原罪をテーマに歌や踊りを通して、生きることの素晴らしさを訴えていきます。
現実のミュージカルもこのストーリー同様に、厳しいオーディションを繰り返しながら、夏休みも返上して練習を積み重ね、公演当日を迎えました。キャストだけでなく、生演奏をするビッグバンドには動物やデザイン分野を学ぶ学生たちも参加しています。また、華やかな舞台を影で支えるスタッフ部門の学生たちも、授業のなかでミュージカル制作における専門分野を学びながら、プロでもなかなか体験できないこの大きなミュージカルを作り上げました。その若さとエネルギーが溢れる舞台を通して「生きることの素晴らしさ」を、今年も多くの人に伝えられたと思います。
皆様、ご来場ありがとうございました。
この後、大阪公演が行われます。関西地区の皆様、是非劇場で『明日への扉』をご覧ください。
【大阪公演】
第147回公演:9月30日(金) 開場 17:30 開演 18:00
第148回公演:10月1日(土) 開場 12:30 開演 13:00
第149回公演:10月1日(土) 開場 17:30 開演 18:00
- 会場:
- NHK大阪ホール
- 入場料:
- ■一般・・・8,000円(税込)
- ■在校生関係者・・・6,500円(税込)
- ■卒業生・・・4,000円(税込)
- ■高校生以下、MYスクール生・・・無料
詳細は『明日への扉』公式 HPをご覧ください。 http://www.asuenotobira.jp/05osaka/osaka.htm
【骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」2016年公演】
- 《主催》
- 滋慶学園COMグループ
- 《推薦》
- 厚生労働省
- 《後援》
- 財団法人夏目雅子ひまわり基金
- 公益財団法人日本骨髄バンク
- 大阪府教育委員会(大阪公演)
- 大阪市教育委員会(大阪公演)
- 《特別協賛》8社
- 青山商事株式会社「洋服の青山」
- 大塚製薬株式会社
- 公益財団法人オリックス宮内財団
- 株式会社学生情報センター
- KCJ GROUP 株式会社
- コカ・コーラウエスト株式会社
- サントリーホルディングス株式会社
- リゾートトラスト株式会社
- 《広告協賛》
- 34社
- 《地域協賛》
- 115社
合計157社の協賛により公演されています。