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  • 2015年
  • 入学式

“夢の実現”へ向けての第一歩。
COMグループ東京地区7校合同入学式

東京国際フォーラムで行われた7校合同入学式で、挨拶するTCA/TSMの近藤学校長

人々の生活に感動と喜び、豊かさを与える仕事を目指す、COM東京地区7校の入学式が、4月13日(月)午後、東京国際フォーラムで行われました。式典には、クイーンズランド大学(オーストラリア)やニューヨーク・ダンス・アカデミー(アメリカ)、ストレート・スクールオブデザイン(フランス)などの海外提携校をはじめ、教育顧問の俳優・別所哲也氏やシンガーの大黒摩季氏など、国内外から多くの来賓が新入生のために駆けつけました。この日は、生憎の冷たい雨にも関わらず多くの保護者も出席、18カ国302名の留学生を含む、新入生3,600人がそれぞれの夢の実現に向けた学生生活のスタートを切りました。

第一部 入学式式典

式典は、開式の辞、ゴスペルアンサンブルの先導による国家斉唱の後、学校長、総長、名誉学校長の6名の先生から新入生にメッセージが送られました。

近藤学校長 式辞 「“攻めの学び”を!」
浮舟総長 祝辞 「目的・目標を明確に」

7校の学校長紹介につづき、代表して東京コミュニケーションアート、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の近藤雅臣学校長が演台に立ち、「本学園グループは『職業人教育を通じて社会に貢献する』ことを使命としています。その職業人を養成するため、産学協同教育を基盤とした実学教育、社会の一員として尽くすという気持ちを育む人間教育、世界に通じる技術とともに外国語と国際制を養う国際教育という3つの教育があります。そして、講師の先生方や教職員が一生懸命、皆さんの夢の実現に対する支援を行っています。ここで一番大切なことは、主役は学生の皆さんであり、与えられる教育だけに満足せず、先生方からいろんな知識を奪い取るんだという攻めの学びをしてほしい。そう学ぶことで、皆さんが社会に出て花を咲かせる基盤となる技術、知識を十分に習得されるものと信じています。一人もかけることなく、卒業式で会えることを楽しみにしています」と式辞を述べました。

祝辞を述べる浮舟総長

続いて、滋慶学園グループ浮舟邦彦総長が「今日は一人ひとりの夢を、しっかりした目的・目標に変えていかなくてはなりません。卒業時の自分のポートフォリオを思い描き、それを在学中に作り上げて行く努力が必要です。学校には“いつも元気であいさつを”という標語が掛っています。すべてのコミュニケーションの原点、笑顔で挨拶すること、そして多くのことに好奇心を持ち、自ら進んで学ぶ習慣を身につけていただきたい。また、多くの企業課題にチームで取り組むなかで、リーダーシップ、フォローシップ、フェローシップの大切さを学んでください。多くの失敗やオーディションに落ちることもあるでしょう。その悔しさ、苦しみを乗り越える、タフな精神も身につけてください。考え、解決していく力、そしてコミュニケーション力を身につけてください。明日から一緒に学んでいく仲間、そして業界からの講師、教職員との人間関係を大切にしてください。明日からの授業、無駄な時間はありません。皆さんの夢が、目標として達成できるよう全力でサポートしていきます」と激励しました。

コロンビア・カレッジ・シカゴ前学長、滋慶学園名誉国際顧問 ウォリック・カーター氏

ここで、国内外からの来賓と、副校長・教育顧問が紹介されました。海外教育提携校からは、オーストラリア「クイーンズランド大学」語学教育プログラム副ディレクター フィリップ・フレデリックス様、アメリカ「ブロードウェイダンスセンター」留学生ビザプログラムコーディネーター ブリンダ・ゴーハ様、フランス・パリにある「ストレート スクール オブデザイン」国際関連事業部部長 セシリア・タロップ様、アメリカ・ニューヨークにある「ザ コレクティブ スクールオブ ミュージック」ディレクター アンソニー・シットリンニッティ様をはじめ、カオリ・ナラ・ターナー先生(メイクアップ・アーティスト)、デイブ・ストラウド先生(ボイスティーチャー)、ケイコ・ヴォルティア先生(ダンサー、衣裳デザイナー)といった海外教育顧問の先生方と、特別ゲストとして、東京デザインテクノロジーセンター専門学校をはじめ世界中の学生にグーグルでの見学や講義を提供し、その可能性を引き出したいと積極的に取り組んでいる、Google本社 ソフトウェア・エンジニアのフィリップ・レスリー氏が出席しました。世界中から新入生が入学の祝福を受け、本学園の国際教育に対する期待が感じられました。

■名誉学校長 挨拶

次に4名の名誉学校長から新入生にお祝いのメッセージが贈られました。

奥山清行名誉学校長 「量と努力がクリエーティビティを育てる」

奥山名誉学校長

新入生がプロフェッナルになるための、2つのアドバイスをされました。「1つは、私がいまも行っている毎日100枚の絵を描くことです。『量を通して質が見えてくる』。その先に頭を使って、お客様を見いだす。そこに到達するには、まず量をこなすことが重要です。2つ目は、デザインだけでなく皆さんが関わる様々な分野において、これからはクリエーティビティとイノベーションが非常に重要だということです。私のように幼い頃にデザインにすら関わらなかった人間でも、教育を通して自分を育てることによってフェラーリすらデザインできるようになるんです。クリエーティビティは天性のものではなく、100%が努力です。クリエーティビティとは『努力のなかでクリエーティブな道具を持つことによって、自身をクリエーティブに育てて行くプロセスそのもの』を言うのです。自分が生まれ持ったものがクリエーティブでないからといって、弱音を吐いてほしくない。皆さんが夢に実現するために、この2つを肝に銘じてますます努力されることを期待します」と激励しました。

石井幹子名誉学校長 「継続は力なり。続けることに大きな成果がある」

石井幹子名誉学校長

「光の世界はどんどん変化が起きているなかで、いろいろなものを取り入れながら自分の立ち位置を見ていく、日本だけではなく世界にも発信していくことを心がけています。そのような中で自分を見失ってしまうことがあるかもしれない。でも、自分を信じることです。そして新しい世界がそこに開けてくることも信じてください。私が照明デザインを志したとき、世間では誰も照明デザインを知らないなかで、自分の作品を作りながら照明デザインとは何か、どんな価値があるかという説得を続けてきました。「継続は力なり」、継続して行くことに沢山の力が満ちてくると思います。皆さんは一歩一歩進んで新しい世界を作って行くと思います。でも、急な坂道や、あるときは絶壁を登っていくようなこともあるかもしれない。でも、大変高いところまで長い距離を歩いて来たということに気づくと思います。歩き続けることに、大きな成果があると信じています。今日がそのスタートです。頑張ってください」とエールを送りました。

津川雅彦名誉学校長 「日本の美を再発見してほしい」

津川雅彦名誉学校長

津川先生は、『日本の美』の根底にある不条理(不完全)と無常感(不完全)について、そして、自然観を表す粋(武士道の美意識と女性への媚)、侘び(物欲や禁欲を離れて生きる貧しさと努力)、寂び(生と死の美しさ)、幽玄(解明不可能なあの世の魅力と信仰という名の下にある厳かさ、死の世界)ぞれぞれ言葉には2つの意味があることを丁寧にわかりやすく説明しました。「1万6千年前に日本人が初めて作った世界最古の縄文土器から始めていただき、日本の美の美しさをその目で再発見していただきたい。この言葉を頭から離さず、今日の話をヒントにして日本の美について考えてください」。

湯川れい子名誉学校長 「人生のキーは健康と好きを見つけること」

湯川れい子名誉学校長

「この段上にいる方々は、それぞれの仕事をずっと続けてきた、まさに生きたサンプルである先生たちです。そのキーはまず、健康。そして、仮にその健康が損なわれてもあきらめちゃいけない。」と、最近声を失ったボーカリストで音楽プロデューサーの方の素晴らしいメッセージを紹介し、「声を失ったとしても、その次にあるものって何でしょう? 自分に対する絶対の自信と、その仕事が好きだということです。その好きを見つけていただきたいんです、この学校で。それが人生の一番のキーかもしれない。それが仕事をするということ。私は見つけました、成功の法則、幸せの法則と言えばいいでしょうか。『商いは飽きない』。お金ではなく、時間が経つのも忘れるくらい好きなことです。全部“あ”で始まる、Aコースの法則です。『商いは飽きない』、『侮らない』、『焦らない』、『諦めない』。そして、その先にはあるのは…『ありがとう』です。今日から皆さんの夢に向かって、健康で楽しく頑張ってください」と温かいエールを送りました。

第二部 第1回目の授業

プレゼンテーションに聞き入る新入生

第二部は、夢に向かって頑張る在校生、卒業生の姿を通して、新入生に目標を再確認してもらうプレゼンテーションが行われました。各校の代表者が、産学協同教育の核となっている「企業課題・企業プロジェクト」の成果を日本語だけでなく、英語で発表。未来の自分姿を先輩に映し、決意も新たに新入生の表情がイキイキとしたやる気に満ちた顔に変わって行きました。歌やダンス、動物とのパフォーマンスには、来賓や保護者からも大きな拍手が送られました。

■トヨタ自動車株式会社 企業プロジェクト

「次の次のモーターショーを見据えたトヨタ車のデザイン提案」
作品タイトル:RUCK SACK
東京コミュニケーションアート専門学校 自動車デザイン科 テッ ナイン ウーさん

トヨタ自動車株式会社 企業プロジェクト

■株式会社セガ 企業プロジェクト

「MIKU EXPO2014」in NY・LA公演
『初音ミク』CGアニメーション制作
東京コミュニケーションアート専門学校 コンピューターエンターテインメント科
水鳥川敬之さん 李佳敏さん

株式会社セガ 企業プロジェクト

■史上初 国民的音楽番組(テレビ) コーラス出演プロジェクト

東京スクールオブミュージック専門学校渋谷
東京ダンス&アクターズ専門学校 パフォーミングアーツ科 山野夏美さん 志戸朋美さん

史上初 国民的音楽番組(テレビ) コーラス出演プロジェクト

■ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 映像制作プロジェクト

東京フィルムセンター映画・俳優専門学校 映画制作科 萩真琴さん

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 映像制作プロジェクト

■ラジオ文化放送「野中藍・石川由依のラジオOperating System」

アシスタントパーソナリティ年間出演
東京アニメ・声優専門学校 パフォーミングアーツ科 和氣あず未さん 林弦太さん

ラジオ文化放送「野中藍・石川由依のラジオOperating System」

■モンキーパフォーマンス

東京コミュニケーションアート専門学校 エコ・コミュニケーション科 宝蔵寺雄樹さん

モンキーパフォーマンス

■「キッザニア」テーマソング制作プロジェクト

東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
音楽テクノロジー科 上條雄也さん TSM研究科 平井佑果さん

「キッザニア」テーマソング制作プロジェクト

■加森観光株式会社企業プロジェクト

「スペースワールド」シンボル新キャラクターデザイン制作
東京デザインテクノロジーセンター専門学校 IT・デザイン科 小島眸さん

加森観光株式会社企業プロジェクト

COM BIG BAND

スペシャルバンド

スポーツや動物などの様々なクラブ活動を代表して、音楽系の学校でなくても参加できる「COM BIG BAND」が演奏で新入生を歓迎しました。ビッグバンドをバックに、TSM、TSM渋谷の卒業生のボーカリストたちが迫力ある歌声を披露して映画の世界に引き込み、新入生たちはその素晴らしい演奏に大きな拍手を送っていました。
続いて、サプライズゲストとして、バンドのボーカリストとして活躍中の卒業生が登場し、新入生が騒然となるなか、自分の経験を通したメッセージと、歌のパフォーマンスで新入生を激励しました。

この入学式の最後のプログラムは、すべての教職員を代表して、キーボード/ミッキー吉野先生(名誉教育顧問/ゴダイゴ)、キーボード/ジョーイ・カルボーン先生(副校長/作曲家、音楽プロデューサー)、ドラム/トミー・スナイダー先生(教育顧問/ゴダイゴ)、ベース/マーリン・ケリー先生(海外教育顧問)、ギター/クリス・ジャーガンセン先生(副校長)に、アメリカから駆けつけたギタリストのキース・ワイアット先生(海外教育顧問)という超豪華スペシャルバンドの演奏で、池末信副校長率いるゴスペルアンサンブルと、ミュージカルRENTに出演経験もあるTSM卒業生の高城奈月子さんによる「You Raise me up」で、新入生を歓迎しました。迫力ある演奏で会場中が大感動のなか、第1回目の授業である入学式が終了しました。

  • 国際教育の紹介で海外専門留学の経験をTSM渋谷の石黒由依さんがプレゼンテーション

  • 入学式会場となった東京国際フォーラム。新入生が保護者と一緒に記念写真を撮る姿も

  • 入学式後、第1回目となる保護者会を開催。学生サポート体制等の説明がされた

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